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動画投稿ハンドブック

5.パブリシティ権を侵害してはいけません

図版5

パブリシティ権とは、役者・タレント・歌手・アーティストやスポーツ選手などの著名性のある人物・グループが、その氏名・肖像の利用についてコントロールすることができる権利のことをいいます。

パブリシティ権は、著名人本人や所属事務所などによって管理されており、他人が許可無く著名人の氏名や肖像を使用することはできません。例えば、あるタレントの写真を使ったグッズを製造・販売するビジネスを行う場合には、たとえ自分が撮った写真であっても、そのタレント(またはそのタレントの所属事務所)から写真を使うことについて許可をもらうことが必要になります。勝手にタレントの写真を使ってしまった場合には、パブリシティ権の侵害になります。

パブリシティ権のほか、著名人の個人としての肖像権を侵害することも許されません。また、著名人のプライバシーを侵害したり、著名人に関する根拠のないデマを流したり、名誉を傷つける行為も許されません。動画投稿サイトの利用の際には、これらの権利を侵害する行為を行わないように十分に気をつけましょう。

動画投稿サイトに動画をアップロードする際のチェック項目

  • 動画に著名人や著名なグループが映っていたり、その名前が載せられていますか?
  • 動画に映っている著名人・著名なグループから、またはそのマネジメントを管理している所属事務所から、動画を撮影することの承諾を得ていますか?
  • 動画に映っていたり、動画に名前が載せられている著名人・著名なグループから、またはそのマネジメント事務所から、動画をインターネット上にアップロードすることについて承諾を得ていますか?
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