2010年度研修課題 ニコニコ動画の公開マイリストに対してカテゴリ分けしwebブラウザ上で表示するシステムの開発
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開発チームコメント
本システムは「面白さ」よりも、ユーザが使いやすいだろうという部分に注力して開発しました。クリックレスなドロップダウンリストUIを採用したカテゴリメニューや、関連カテゴリの表示、所属カテゴリの表示などがその結果です。カテゴリメニューでは、カテゴリをあえて手作業を用いて階層化することで、ユーザが意味的な繋がりを考えて探せるようになっています。開発を行うにあたり、限られた時間内でシステムとしてしっかりしたものを作り上げることを目標に、タスクや作業時間を可視化して進捗管理を行いました。カテゴリ分けや関連カテゴリ生成のロジックはどれもシンプルなものを使用しましたが、削除動画をカテゴリ分けに考慮したり、関連カテゴリの関連度計算では計算回数を少なくしたりするなど、随所に工夫を施しました。また、研修を続けることで技術的なことを学べ、例えば初期のロジックを見直すことで110msかかっていた処理を30msで終わらせるものに改良できるなど成長を実感することが出来ました。
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開発チームコメント
私たちのグループが最初に考えたのは、マイリストの分類を通じてどんなメリットを生み出せばいいのか?ということです。グループで話し合い、あいまいなイメージしか持っていなくても見たい動画にたどり着くことができること、新しい動画を発掘できるということ、という2つの目標を掲げました。研修で使用したデータは今回の公開にあたって使用しているものより小規模でしたが、それでも処理時間を考慮して作ることが求められました。いかに高速化しつつ求められる結果を出すか、というのは今まで知らなかったウェブサービス構築における面白い点だと感じます。ニコ厨バーというアイディアは、最初はメンバーの一部さえこれが本当に面白いのか?と懐疑的でした。みなさんにもぜひ試していただきたいのですが、実際に使ってみると、意外な結果が表示されます。社内で完全なるネタ扱いされたこのシステムを、ぜひ面白がっていただけたらと思います。
開発チームコメント
私たちのチームは“ユーザにどんどんカテゴリを探してもらう”というコンセプトを掲げて開発しました。作業の効率化の為に、チーム内で分担を行い、マイリストをカテゴリ分けするためのシステム開発とカテゴリ分けされたデータを表示するインタフェース開発に分かれました。開発していく中では、良いアルゴリズムと思って実行してみても適切にカテゴリ分けされなかったり、カテゴリ分けの処理に時間がかかりすぎるなどの問題がありました。しかし、チームで協力して意思統一を確認することで良いものになったと思います。このシステムの工夫した点は、カテゴリで表示されにくいマイリストは検索で対応し、そのキーワードを流すことで様々なカテゴリやマイリストを知ってもらえるようにしたところです。また、Ajaxを用いることでシームレスにカテゴリ表示やマイリスト表示が行えるようにしました。関連カテゴリでは関連性の高いものは色を濃くし、大きく表示することで直感的に関連性の高いカテゴリに対してアクセスすることができます。是非どんどんカテゴリを探してください。