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vol.7 連結・解結! 上越線

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長岡駅到着は2:14。「寝なくては」と思っていても何だか目が冴えてしまった…という人はいませんか?寝よう寝ようと一所懸命になると却って眠れなくなるもの。ここは旅を楽しみましょう!

この駅で大阪からニコニコ超会議号を引っ張ってきてくれたJR西日本の敦賀所属の電気機関車がJR東日本青森所属の電気機関車に交代します。残念ながらプラットホームに降りることは出来ないので連結・解結を見ることは出来ません。

1時間21分の長~い運転停車の後、やっと発車。時刻は3:35。この間一眠り出来そうですね。オヤッ!今度は列車が今までとは逆に走り始めました。別に大阪駅に引き返すわけではなく、長岡駅の一つ隣、先ほど通過した宮内駅のところから信越本線と離れて上越線に入り、一路上野に向かいます。

列車はスピードを上げて越後平野を走ります。いつしか右車窓に日本一長い川、信濃川が寄り添うようになってきました。この『信濃川』は面白く、信濃の国、今の長野県では『千曲川』と呼ばれていて、新潟県に入ったとたんに信濃川と名前が変わります。因みにこの川の上流にはJR東日本の発電所があって、ここで作られた電気が首都圏の通勤電車を動かしています。
この辺りはまた、『コシヒカリ』の産地ですね。この先の塩沢駅(4:22通過)辺りで採れるお米が有名は『魚沼産コシヒカリ』です。この時期は田んぼに水が引かれているのではないでしょうか。早いところでは田植えが終わっているかも知れません。

vol.8 トンネルを抜けるとそこは雪国 上越線

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左右に山が迫ってきて到着するのが越後湯沢駅。時刻は4:40。越後湯沢は有名な川端康成の『雪国』の舞台です。川端康成は駅手前の線路が見える旅館に逗留して作品を書いたそうです。

越後湯沢発4:43。空が白み始めた頃でしょうか。ここから峠越えが始まります。上越新幹線は越後湯沢駅を出ると直ぐに大清水トンネルに入ってしまいますが、上越線はカーブを描きながら徐々に高度を上げてゆきます。 隣の駅の岩原(いわっぱら)スキー場前駅辺りから左にカーブを切って関越自動車道を潜ります。続いて右に大きくカーブを描きます。この様に距離を稼いでその分勾配を緩やかにしているのですね。ここは列車撮影の名所でもあります。そうこうしているうちにまた関越自動車道を潜ります。自動車はダイレクトに急坂を登ってゆきます。

暫くいくと左車窓に駐車場が現れ、その向こうに旧型客車がずらり。ここは中里スキー場で、並んだ客車がスキーヤー、スノーボーダーの休憩所になっています。

関越自動車道を潜ると右側に下り線が離れてゆきますが、もともと単線時代の上越線が今、ニコニコ超会議号が走っている上り線です。
コンパスを持っている人、或いはスマートフォンでコンパスアプリを持っている人は準備してください。魚野川を鉄橋で渡ってトンネルに入ったらじっとコンパスに注視。
アレアレ?ぐるぐるっと一周しますよ!そうです!これこれ、これがループ線なんです。先ほどの大カーブだけでは足りなくてここにループ線を設けて高度を上げるのですね。残念ながら殆どがトンネルの中なので、実感はありませんが、右へ右へとカーブします。
トンネルを出ると左車窓のやや下のほうに関越道が見えます。先ほどは上を通っていた関越道が今は下のほうに。これがループ線の効果なんですね。

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