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vol.3 直流と交流の混在 北陸本線

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間もなく列車は敦賀駅へ。

敦賀駅を過ぎると北陸トンネルに入ります。このトンネルは13,870mもあり、山陽新幹線の六甲トンネルが開通するまでは日本一長い鉄道トンネルでした。(現在日本一長い鉄道トンネルは、勿論青函トンネルの53,850mです。これは世界一でもありますが、間もなくスイスの鉄道トンネルに抜かれる予定です) この北陸トンネルの手前で電気が直流から交流に代わります。

電気には直流と交流の2種類があるのはご存知ですね?電化されている鉄道でもこの二つの種類が並存しています。直流は電車のモータを回すのに便利なので昔からの電車区間で多く使われてきました。一方交流は電圧を高くして比較的簡単に遠くまで電気を運ぶことができるので、交流から直流に電気を変換して電車のモータを回す技術が確立した以降、使われるようになりました。北陸本線の電化は比較的最近なので、直流と交流が混在しています。

ここを通る際に電車だと一瞬車内の照明が消えるのですが、我がニコニコ超会議号の電気は電源車で発電して供給されているので消えません(笑)。またこの列車を引っ張るEF81は交流でも直流でも両方OKなので全く問題ありません。

vol.4 おやすみなさい 北陸本線

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列車は金沢駅に滑り込みます。今までもちょこちょこと停まってきましたが、金沢駅でも2分間の停車予定です。ニコニコ超会議号は臨時列車なので時刻表に載っていない列車です。そのため定期列車を優先させて(と言うか定期列車の合間を縫って)走るため、時間調整が必要なのです。ホームに降りることの出来ないこのような停車を『運転停車』と言います。

金沢駅出発時刻は22:34。そろそろ、皆さんも明日の超会議本番に備えてお休みされた方がよろしいでしょう。

さぁ、自分の寝台で浴衣に着替えて寝ることにしましょう。毛布は縦に二つ折りにすると良いですよ!枕が高かったら自分の脱いだ服などで調整して。 なかなか寝られずに仲間とお話が弾む方もいらっしゃると思いますが、寝台や通路でしゃべっていると寝ている他のお客様に大変なご迷惑となりますから、「どうしても!」と言う人はデッキに言って夜行列車の旅を語らいましょう。
そうそう、デッキと通路との間にある扉は開いたままロックされますと、連結部の「ギコギコ、ガチャガチャ」という音が寝台まで大きく聞こえてきます。端の方のお席のお客様に大変迷惑になりますから、ここを通り抜ける方は必ず振り返って閉めてあげてくださいね。連結部に扉がある車両も同じです。24系客車は古い車両ですから、最近のものと違って自動扉ではありませんのでご配慮をお願いします。

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